50th Anniversary Project
50周年プロジェクト第1弾

子どもたちの世界がひろがる園庭

これまで平坦だった園庭に、築山やツリーハウスを取り入れ、傾斜や高低差のある立体的なあそびの空間が広がっています。

さまざまな種類の植物を植え、自然に触れられる環境を整えることで、子どもたちはあそびの中で草花や生き物に出会い、季節のうつろいや命のつながりを感じられるようになりました。

また、園庭の中心には人工芝を敷き、安心して走ったり寝転んだりできるスペースを設けています。

自然の中での発見と、体を思いきり動かせる広場の両方がそろった園庭で、子どもたちは五感を働かせながら、のびのびと遊び、日々豊かな体験を重ねています。

1 人工芝
世界最高基準の無公害素材、
はだしでも安心して遊べます

園庭の中心には、機能性と安全性を兼ね備えた高品質の人工芝を敷設しました。
炎天下でも表面温度の上昇を抑えるため、夏場でも熱くなりすぎず、子どもたちが安心して遊べる環境が保たれています。

天然素材をベースにした無公害の素材で、化学物質を含まず、有害ガスや異臭の発生もありません。人体や環境への影響にも十分に配慮されています。

また、水はけが良く、雨上がりの水たまりや地面のぬかるみが起こりにくいため、天候の影響を受けにくく、快適な状態を保ちやすい構造です。

さらに、繊維が飛び散らない特殊な加工が施されており、使用中の粉塵の心配もありません。

この人工芝には、世界特許・日本特許・商標登録を取得した最高水準の充填材が使われており、その素材はイタリア・セリエAのサッカークラブ(ユベントス、マンチェスターシティ、ベローナ)や、アメリカ・メジャーリーグの球場など、世界のプロスポーツ施設でも採用されています。

2 ウッドデッキ
木のぬくもりと樹脂の機能性を両立した複合素材
遮熱・帯電防止・耐水のデッキ

園庭に面したウッドデッキは、以前から子どもたちや保育の場面で親しまれてきましたが、経年劣化に伴い、50周年の節目にあわせてリニューアルしました。

今回採用したのは、天然木と樹脂を組み合わせた機能性の高いハイブリッド素材。遮熱性に優れ、夏場でも表面が熱くなりにくいため、安心して過ごせます。耐水性・耐湿性にも優れており、雨や湿気による反りや変形を防ぎ、安定した状態を保ちます。

また、帯電防止機能により静電気の不快感を軽減し、さらに耐候性も高く、色褪せや劣化を抑えて美しさを保ちます。

日々のあそびや保育の中に、これまでと変わらず自然に溶け込み、安心して使える空間となっています。

3 多種多様な植物
「センス・オブ・ワンダー」を育む、
香り・実り・彩りの庭づくり

園庭のリニューアルにあわせて、約60種類以上の植物を新たに植栽しました。
高木・中木・低木・下草をバランスよく配置し、季節ごとのうつろいや香り、実りなど、自然の豊かさを身近に感じられる環境となっています。

園内には、落葉広葉樹や実のなる木、花の咲く低木など、さまざまな表情をもつ木々を取り入れました。
コナラやホウノキ、カツラ、アオダモなど、四季を感じられる木々をはじめ、ラベンダーやローズマリーなど香りのよいハーブ類、ブルーベリーやクランベリー、レモンといった実のなる植物も加わり、自然とふれあうきっかけが園内のあちこちに散りばめられています。

園庭に自然が増えたことで、虫や小さな生き物が姿を見せるようになり、子どもたちが身近な自然とふれあう機会も広がっています。
木々の間を飛ぶチョウや、草陰にひそむ虫たちとの出会いは、"センス・オブ・ワンダー"(自然の不思議や美しさに心を動かす感性)を育む大切な時間となっています。

さらに、ギボウシやツワブキ、リュウノヒゲなどの下草も豊富に取り入れ、見た目の美しさとともに、季節を通じて多彩な表情を見せてくれる園庭となりました。

日々の遊びや園生活の中で、子どもたちが自然とふれあいながら、発見と感動を重ねていく環境づくりを目指しています。

4 あそびがひろがる遊具
子どもたちの「やってみたい!」を
叶える、多彩な遊具を備えた遊び場

園庭のリニューアルにともない、新たな遊具エリアが誕生しました。

これまで平坦だった園庭に、築山やツリーハウスを取り入れた立体的なあそびの空間が広がり、子どもたちのあそびの世界がぐんと広がりました。

築山には石垣のクライミングと、象徴的な遊具「ムサシノタワー」を設置。すべり台やネット遊具も組み合わさり、のぼる・すべる・くぐるといった多様な動きが楽しめます。

ターザンロープでは、ロープにつかまり風を切るスリルを体験。全身を使ったダイナミックなあそびが、自然と挑戦心を育てます。

木の柱に放射状のバーが伸びたユニークな雲梯は、木の枝のようなデザイン。ぶら下がったり、渡ったりしながら腕力やバランス感覚を養います。

ガチャポンプを使って水をくみ、思いきり泥あそびができるエリアも登場。全身でぐちゃぐちゃ・どろどろを楽しめる貴重な体験の場です。

園のシンボルツリー・クスノキのまわりにはツリーデッキを設け、下にはハンモックも。木陰でくつろぐ気持ちよさと、園庭を一望できる眺めの両方が楽しめます。

新しい園庭には、子どもたちの「やってみたい!」があちこちに。あそびながら、自分なりの発見と成長が自然に広がっていきます。